小林エリカは1978年東京都生まれ。現在、東京にて活動。目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。2014年には小説「マダム・キュリーと朝食を」(集英社)で、第27回三島由紀夫賞・第151回芥川龍之介賞にダブルノミネート。2019年に「トリニティ・トリニティ・トリニティ」(集英社)で、第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞を受賞。2022年に「最後の挨拶 His Last Bow」(講談社)で、第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞。フィクションとドキュメンタリーの要素が散りばめられた小説世界の展開と同時に、私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品を国内外で発表する。近年の主な展覧会に 「小林エリカ、ハナ・クインラン & ロジー・ヘイスティングス」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2024年)、 「Group Exhibition: 楊博、数見亮平、小林エリカ、ミヤギフトシ」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2024年)、「子どもと不条理:それでも世界は生きるに値する 第Ⅰ期「子どもと戦争」」(聖心女子大学4号館 BE*hive、東京、2023年)、
「さまざまな人生- 生と死、よろこびと悲しみ」(軽井沢ニューアートミュージアム、長野、2022年)、「オモシロガラ」(DKM美術館、ドイツ、2022年)、「愛と平和をまもるモノ(仮)」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2022年)、「りんご前線 — Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2022年)、「わたしは しなない おんなのこ」Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)など。主な受賞歴に、日米友好基金日本文学翻訳賞受賞(「Trinity, Trinity, Trinity」翻訳Brian Bergstrom(AstraHouse))(2022年)、第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞(2022年)、第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞(2019年)、第151回芥川賞候補および第27回三島由紀夫賞候補(2014年)、第6回岡本太郎現代芸術賞選出(2003年)など多数。著作多数。